2023年版 NSWでRSAを取得する。

はじめに

 最近オーストラリアはアフターコロナだけあり、色んな国からワーキングホリデーや学生ビザで渡豪してきています。しかし、街中がワーホリや学生ビザの方で人が溢れてしまい仕事が以前より見つかるのが大変になりました。その中で、ホテルやバー、レストランなどの仕事に応募すると「RSAを持ってる?」と聞かれます。今回は就ける仕事を増やすためにRSAの資格の取り方などに関して、シドニーに居る20人程度の方にインタビューをしたので記載します。

RSAとは?

RSAとは、「Responsible Service of Alcohol」の略で、アルコールの責任ある提供についての教育を受けた証明です。これは特にオーストラリアのバー、レストラン、ホテルなどのお酒を提供する飲食業界で働く人々にとって必須に近いほど取得すべき資格になります。また、RSAは州ごとにお酒などを取り扱う為の法律が違う為、シドニーの飲食店やバーなどで働く場合はNSWが発行するRSAが必要になります(RSAの資格を持っていない従業員が顧客にRSAを提供したことが発覚した場合、従業員と雇用主に罰金などが科されます)。なので、NSWのRSAを取得したからといってメルボルンでお酒を提供する仕事に就くことは出来ません。メルボルンでお酒を提供する施設で働く場合は、VIC州が発行するRSAを取得する必要があります。

RSA認定は、アルコールを販売または提供するすべてのスタッフが、アルコールに関連するリスクと問題、そしてそれを最小限に抑えるための戦略について理解していることを保証します。具体的には、適切なサービスの標準を維持し、過度の飲酒やアルコールに関連する問題を防ぐために、お客様の飲酒行動を監視し、評価する能力が養われます。

RSAはどこで取得できるのか?

 RSAは、オンラインとオフラインの二種類の方法で資格を取得することができます。オンラインの場合は以下のコースが有名になります。

Clear to work (2023年7月現在 $122)
Express Online Training (2023年7月現在 $146)
Galaxy Training Australia (2023年7月現在 $139)

  NSWのシドニーの場合はオフラインで受講する場合は、以下コースがあります。

CBD College (2023年7月現在 $199)
TCP Training (2023年7月現在 $190)
Short Couse Australia (2023年7月現在 $145)

オンラインとオフライン、どっちで取得するのがおすすめ?

 既にオーストラリアに来ている場合は、オフラインで受講するのがおすすめです。オフラインでRSAを取得する場合は、以下のようなスケジュールで1日で資格を取ることが出来ます。
 1)オフラインで受ける教室に集合
 2)オリエンテーション
 3)RSAの授業開始(大体5時間くらい)
 4)RSAの筆記試験(法律やアルコールが体に与える影響などを筆記で答えます。)
 5)RSAの口頭試験(泥酔したお客さんの対応の模擬試験がされます。)
 6)RSA仮証明書の発行
上記のスケジュールを見ると、「講義を受けて理解して、筆記や口頭するほどの英語力が無いよ!!」って思われるかもしれませんが、シドニーに滞在している10人以上の友達からオフラインで受けた際のイメージを以下にまとめました。
 ・友達が出来る
 ・英語力に自信がない人は、教師がサポートしてくれる
 ・筆記試験に関しては、授業に参加している人みんなで解いていくため、近くの人に教えてもらったりすることが出来る。
 ・口頭試験に関してはジェスチャーなどで講師がフォローしてくれる。
っといった感じで受講することが出来ます。

 逆に、まだ日本に滞在していてこれからオーストラリアに行く人はオンラインがおすすめです。オンラインであればオーストラリアに居なくてもRSAを取得することが出来ます。ただし、RSAを受講した後は3ヶ月しか有効でない仮の資格証明書が発行されるので、3ヶ月以内にNSW Serviceなどの行政施設でライセンスカードを発行しなければいけませんので、日本で取得する場合はオーストラリアに来る2ヶ月前などに取ることをお勧めします。

オンラインだと以下のようなイメージで取得することが出来ます。

 1)USIが無い場合はUSIの取得
 2)オンラインコースの申し込み
 3)講義動画や資料を使った勉強(各セクションごとに小テストがあります)
 4)すべての受講が終わったら、筆記試験(3回までミスすることが可能です。)
 5)指定された時間に電話による口頭質問 or 動画による口頭質問に対する録画とアップロード(3回までミスすることが可能です。)
 6)全ての問題が正解出来たらRSAの仮証明書が発行されます。

という感じの流れでRSAの取得を行います。私は、オンラインのGalaxy Training Australiaで資格を取得しました。基本的にどのオンラインコースでも試験を受ける際は3回までミスできますが、それ以上ミスした場合は失格になるみたいです。ちなみに私の知り合いが3回以上ミスして失格になりかけたが、オンライン講習の会社から電話がかかってきて4回目のチャレンジを行うことが出来たみたいです。

オンラインを受講して思ったこと。

 私は、オンラインで受講したので以下に関する内容がとても面倒と感じました。

 ①全部で7回の講義に分かれており1回の講義につき30分間、講義の動画や資料を見ていないと講義を終了して小テストを受けることが出来ない。(講義の資料を開いて、マウスやスクロール操作を定期的に行わないと講義を見てる時間としてカウントされません)
 ②試験やテストを行った際に、正解かどうかチェックされるのに3時間~8時間要する。
 ③試験に対してしっかりと解答しないと再提出になる(思った以上に英語力が必要)。

なので、既にオーストラリアに居る人はオフラインで受講することを私はお勧めします。

どのくらいの英語力でRSAで取得することが出来る?

 オフラインで受講する場合は、語学学校で通うGneral Englishのレベル中だとElementaryのレベルで十分とれると思います。大体どのくらいのレベルかというと中学英語の文法と単語が分かる程度だと思います。

 オフラインで受講する場合は、語学学校で通うGneral Englishのレベル中だとIntermediateのレベルは欲しいかなって思っております。大体どのくらいのレベルかというと、日常会話が出来てwitchやwhoを使った関係代名詞や受動態を必要に応じて使えるくらいだと、オンラインでも問題なく取れると思います。オンラインの口頭によるテストですが、以下の動画を参考にして解答したら正解することが出来ましたが、それ以下のレベルで解答すると正解にしてくれないほどシビアでした…..

 例えば、「お客さんが泥酔しているシチュエーションの場合どのように対応しますか?」という問題に対して、受動態を使って「今日はこれ以上お酒を提供できません。これは私の判断ではなく法律による判断です」という感じに表現したりと大変でした….

どこで取得するのがおすすめ?

 シドニーにあるオフラインだと、Short Couse Australiaが色んな人の話を聞いた中だと一番おすすめ出来ます!理由は、夜のコースもあるので昼間語学学校に行ってる方でも平日に受講が出来て、教えてくれる先生もとてもフレンドリーなので、オーストラリアに来たばっかで語学学校がElementaryレベルの方が何人も取得出来ておりました。あとは、Bondi Training CenterのRSAも受けやすかったと聞いております。(他のオフラインコースも如何に他の生徒や教師と仲良くするかが大事かなーって思ってます。

まとめ

 今回はRSAについて何か、取得方法に関して記事を書かせていただきました。メルボルンやキャンベラなど、ほかの地域での情報をお持ちの方は気軽に教えて頂けると幸いです。皆さんが少しでも仕事が見つけられるようにと思っております。

2件のコメント

  1. 学生ビザの場合、RSAはオンライン受講できないのでしょうか?

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